音楽聴き放題 アプリ

 

「音楽聴き放題アプリって、どんなものがあるんだろう?」
「聴き放題なら便利だけど、たくさんお金がかかるなら嫌だな」

 

あなたは今、このようにお考えではないでしょうか?

 

たしかに音楽聴き放題アプリを検討している方が最近増えていますが、アプリの種類が多すぎて、何を選ぶべきか悩んでしまいますよね。
また、登録はしたけれど、ダウンロードしたアプリによっては広告ばかりでてきて煩わしく感じている方も多いようです。

 

そんなあなたに朗報です!

 

当記事では、音楽アプリを使いつくした筆者が厳選した、安全かつお得な音楽聴き放題アプリを徹底解説いたします。
さらに各音楽聴き放題アプリの抑えるべきメリット・デメリットや便利な利用方法を一挙ご紹介しますので、あなたにぴったりなアプリがきっと見つかるはずです。

 

音楽聴き放題アプリを正しく使って、あなたの好きな音楽をよりお手軽に楽しみませんか?
当記事が、あなたの音楽ライフをより快適にできれば幸いです。

 

音楽聴き放題アプリってどういうもの?

音楽聴き放題アプリは、スマートフォンやパソコン一台だけで音楽を再生したり、取り込んだりできるアプリの総称です。
数多くの種類があり、それぞれ特徴も異なっています。

 

従来のように、CDから音楽を取り込む必要はありませんし、基本的にアップロードされている音楽は全て聴き放題となります。

 

無料アプリと有料アプリの違い

音楽聴き放題アプリをご利用の際にまず知って頂きたいのは、アプリによって値段は異なりますが、基本的に月額のコストが発生するということです。

 

ただし、それぞれのアプリで1ヶ月から数ヶ月の無料お試しキャンペーンを行っていたり、無料版のアプリを提供しているサービスもあったりしますから、気軽に試しながら、あなたにぴったり合った音楽アプリを見つけることができます。

 

完全無料アプリは注意が必要

音楽聴き放題アプリのなかには、フル機能を完全無料で提供しているアプリ(『Music FM』『Music BOX』など)もあります。

 

ただし、完全無料のアプリは以下の3つの理由から、あまりオススメはしません。

 

@広告収入で成り立っているので、必然的に広告のポップアップが多くなります。
もしも誤ってクリックすると、意図しないサイトへ誘導されたり、携帯端末に負荷がかかり動きが遅くなったりします。

 

Aアプリやコンテンツダウンロード時にウィルス混入の危険性があります。

 

B無料音楽アプリの多くは、著作権者に許可を取っていません。
そして、2012年に刑罰化が明言された『違法ダウンロード禁止法』により、違法にアップロードされたと知りながら音楽をダウンロードした場合、厳密に言うと、違法行為となります。
今は、具体的な逮捕者などは出ていませんが、今後厳罰化が予想されています。

 

音楽聴き放題アプリでできること

それでは、ここから一般的に音楽アプリに備わっている機能をいくつかご紹介していきますね。

 

オフライン再生

まず、一つ目は『オフライン再生』です。
音楽アプリで音楽を再生する方法として、再生の都度、通信量を利用する『ストリーミング再生』がありますが、通信量が増えることで速度低下に繋がってしまいやすいという欠点があります。

 

比べて『オフライン再生』は、アプリの指定の方法に従い、音楽コンテンツを自身のスマートフォンなどへ取り込むことができますので、再生の度に通信をする必要はありません。
イメージとしては、CDの音源をパソコンに取り込むような感じですね。
ただし、スマートフォン本体に保存できる容量には限りがありますので、ご注意ください。

 

オンデマンド再生

続いて、『オンデマンド再生』です。
CDプレーヤーやiPodなどで音楽を聴く際に、何気なくやっている再生の順序や曲やアルバムの選択も、音楽アプリではサービスの対象となります。

 

そのなかで、ご自身の気分に合わせて好きな曲を選んで再生することを『オンデマンド再生』と言いまして、先述の『オフライン再生』と並んで有用かつ有料サービスになりやすい機能ですね。
他にも『シャッフル再生』、『曲順再生』などがあります。

 

マルチデバイス

最後に、『マルチデバイス』です。
音楽再生する環境は様々ですよね。

 

例えば、ご自宅ではパソコンやタブレット、通勤中や外出先ではスマートフォンなど、環境に応じて再生する端末も変えられた方がいいと思いませんか?

 

ご安心ください。
殆どの音楽アプリが再生する端末が変わっても、同じアカウントでログインすれば、同じ情報(プレイリストや再生機能含む)で音楽を楽しむことができます。

 

もちろん、月額は1アカウント分で構いません。
アプリによって、同時再生が可能であったり、再生可能台数にばらつきがあったりしますので、契約の前に公式サイトのQ&Aなどで確認しておいた方がいいでしょう。

 

安心かつお得な音楽アプリ3選

それでは、これからオススメの音楽アプリを3つ、ご紹介いたします。
セレクトの基準として、キャリア決済ができることやコンビニなどで購入可能な、プリペイドカードが使用できることなどをまず前提にしています。

 

ですから、クレジットカードなどをお持ちでない方やクレジットカード登録をしたくない方も、安心して登録できますよ。

 

Apple Music

Apple Music

始めに、Apple Musicの特徴を挙げていきます。

 

@月額
  • 個人向け980円(3ヶ月間の無料トライアル有り)
  • 学生メンバーシップ480円
  • ファミリーメンバーシップ1480円

 

A決済方法
  • クレジットカード(AppleID経由)iTunesカードチャージでも可。
  • キャリア決済(au/Softbank/docomo)
  • Apple Musicギフトカード

 

B曲数

約5000万曲

 

C機能
  • オフライン再生 有り
  • 曲数制限なし、AndroidはSDへの保存も可能。
  • オンデマンド再生 有り
  • マルチデバイス 有り
  • 一つのApple IDで10台まで接続可能(PCは5台まで)。ただし、同時再生はファミリーメンバーシップの加入が必須。

 

D総評

Apple MusicはAppleが提供していますが、Apple IDさえあればAndroidスマートフォンやPCからでも申し込みできます。
また、ユーザーの好みを学習し、オススメのプレイリストを提供してくれる『For You』や世界100ヶ国以上に向けて発信されている生のラジオ番組「Beats 1」などが聞ける『Radio』など、ユニークな機能も多彩に搭載されていますから、新しい音楽との出会いもありそうです。

 

さらに、Apple Musicギフトカードで月額を支払い(個人向けプランのみ適用可能)すれば、コスト削減にもなります。

 

なぜなら、ギフトカードは3ヶ月2940円と12ヶ月9800円という2種類の価格帯で提供されているのですが、12ヶ月版なら通常の月額よりもかなり安く設定されているからです。

 

例えば、12ヶ月であれば1960円、つまり2ヶ月分の月額を補えるほどの割引が発生しますので、かなりお得ですね。

 

dヒッツ

dヒッツ

続いて、dヒッツの特徴を挙げていきます。

 

@月額

300円プラン/500円プラン(myヒッツ機能追加)どちらのプランも1ヶ月の無料期間有り。

 

A決済方法
  • クレジットカード(dアカウント要)
  • キャリア決済(docomo)

 

B曲数

曲数450万曲、再生プログラム6000個以上

 

C機能
  • オフライン再生 有り ※500円プランのみ、曲数制限有り
  • オンデマンド再生 有り ※500円プランのみ、曲数制限有り
  • マルチデバイス 有り
  • スマートフォンとタブレット5台+PC1台まで1アカウントで利用可能。
  • 同時再生は不可。

 

D総評

dヒッツはdocomoが提供する音楽プログラム配信サービスですが、docomoユーザー以外でもご利用いただけます。

 

まず、曲数だけで比べると他社の方が圧倒的に多いです。
ただし、邦楽の配信ラインナップがかなり充実していますから、邦楽好きにはたまらない内容となっており、量よりも質を重視している印象ですね。

 

また、基本的に再生方法としては「提供されているプログラムを聴く」というラジオ方式でして、いわゆるオンデマンド再生はできません。

 

ただし、月額500円プランであれば、「myヒッツ」という機能が利用できるので、オフライン再生とオンデマンド再生が実質できてしまいます。
内容としては、月に10曲ずつ(有効期間は6ヶ月)お気に入りの楽曲を端末に保存できるようになるというものです。

 

myヒッツでは、いつでも好きな曲を選んで聴くことができますし、一度再生すれば次回以降オフライン再生が可能となります。

 

Amazon Music Unlimited

Amazon Music Unlimited

最後に、Amazon Music Unlimitedの特徴を挙げていきます。

 

@月額
  • 一般会員980円
  • Amazonプライム会員780円
  • ファミリープラン1480円

他に、割安で使えるAlexaなどのEcho端末専用プランや料金の総額が約2か月分安くなる年間プランも選択可能。
また、どの月額プランでも初回利用時に30日間の無料期間キャンペーンが自動適用。
時折、3ヶ月で99円などの破格なキャンペーンが行われることも有り。

 

A決済方法
  • クレジットカード、もしくはデビッドカード
  • キャリア決済(d払い、auかんたん決済)

どちらの場合もアマゾンアカウントが必須。

 

B曲数

4000万曲以上

 

C機能
  • オフライン再生 有り
  • オンデマンド再生 有り
  • マルチデバイス 有り
  • 1アカウントでパソコンやスマートフォン、タブレットにて10台まで利用可能。ただし、同時再生はファミリープラン加入者のみ可。

 

D総評

Amazon Music UnlimitedはAmazonが提供する音楽配信サービスで、スマートフォンやタブレットであれば、4000万曲以上をダウンロードできるのが嬉しいですね。

 

また、Amazonプライム会員(月額400円、年間3900円)の方は、一般会員よりも安く利用できるだけではなく、『Prime Music』という音楽サービスを追加料金なしで楽しめるのも魅力です。

 

『Prime Music』では100万曲以上の楽曲が聴き放題になりますし、その他にもプライム会員は通販商品の配送料無料特典や、映画や書籍、雑誌などが見放題、読み放題になる特典もあります。

 

まずは、ユーザーインターフェースの使い勝手を確認する意味も込めて、『Prime Music』から始めてみても良さそうですね。

 

音楽聴き放題アプリのメリット・デメリット

ここからは、音楽聴き放題アプリのメリットとデメリットをお伝えしていきます。

 

メリット

まずは、音楽アプリを利用するメリットをご紹介します。

 

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスの点で、音楽聴き放題アプリはとても優秀です。
なぜなら、どのサービスを選んだとしても、個人プランなら月額およそ1000円以内で、相当数の楽曲が聴き放題になるからです。

 

これだけの楽曲をCDやインターネットから購入するとしたら、お金がいくらあっても足りません。

 

また、お手持ちのスマートフォンやパソコンがプレーヤー替わりになりますから、いつでもどこでも好きな時、好きな場所で音楽が聴けるのが嬉しいですね。

 

ラインナップの豊富さ

さきほど、相当数の楽曲と書きましたが、ほとんどのサービスが具体的には3000万曲〜5000万曲ほどストックを持っています。

 

また、楽曲数は少なくても音楽プログラムを豊富に持っていたり、リミックス/カバー楽曲が視聴できたり、アーティストとのコラボイベントがあったりなど、それぞれの音楽アプリによって、提供されるサービスの特徴も様々です。

 

そのため、無料トライアルの期間中に様々なサービスを試してみて、自分に合わなければ解約するという流れが、もっとも効率的に、あなたに最適なサービスが見つけられるパターンでしょう。

 

デメリット

それでは、逆に音楽アプリのデメリットもお伝えしていきます。

 

通信量超過/ストレージ圧迫

音楽アプリを利用することの最大のデメリットは、利用するデバイスの通信量を使いすぎてしまったり、ストレージを圧迫してしまったりすることです。

 

アプリ自体が聴き放題なので見落としがちですが、ストリーミング再生であれば通信量チェッカーなどのアプリをインストールし、ホーム画面にウィジェットを貼り付けておくことをお勧めします。

 

また、オフライン再生をメインで利用するのであれば、スマートフォンの設定画面からストレージの残量を定期的に確認するようにしましょう。

 

音質

以前は、音質について低いビットレートの再生しかできませんでしたが、今はかなり改善されています(各社およそ最大256kbps〜320kbpsまで)。

 

ただし、ハイレゾ対応プレーヤーにおけるハイレゾ音源の再生や高性能なスピーカーでの再生に比べれば、まだまだ音質はかなり低いです。
そのため、高音質な楽曲再生を望まれる場合、音楽アプリはあくまで補助的な役割しか果たせないでしょう。

 

ショッピングサービスや様々なデバイスとの連携

それでは、最後に音楽アプリ単体ではなく、他サービスやデバイスとの連携をいくつかご紹介いたします。

 

楽天ミュージック

楽天ミュージックは月額980円で4500万曲以上が聴き放題になる音楽アプリなのですが、楽天が提供しているだけあって、楽天サービスとの連携が強力です。

 

例えば、

  • 月額に対して楽天ポイントが貯まり、また余った楽天ポイントを月額に充てることもできる。
  • 楽天ミュージックの会員は、楽天市場や楽天ブックスでのお買い物に対して貯まるポイントが3倍になる(平日のみ、エントリー要)。
  • 入会キャンペーンにて、楽天ブックスの商品の販売価格から300円オフとなるクーポンが先着4000名に当たる。
  • 動画サービス『Hulu』が1ヶ月無料で利用できる。

 

あくまで一例ですが、楽天にてショッピングをよくされる方は、楽天ミュージックという風に、よく利用するネットサービスとの連携も音楽アプリを選ぶ基準となりますね。

 

Youtube Music Premium

Youtube Music Premiumは、Googleが提供している音楽サービスです。
Youtube Music Premiumの魅力的な部分として、Googleが提供している外部デバイスとの連携ができるという点が挙げられます。

 

例えば、『Chromecast Audio』で自宅のスピーカーから音楽を流せたり、『Google Home』というAI搭載スマートスピーカーと連携し、会話するように検索や再生ができたりと音楽を様々な形で楽しみたい方には、ぴったりな音楽サービスですね。

 

カーナビ連携

これは、かなり一般的になってきているかもしれませんが、お車にBluetooth対応のナビゲーションシステムがついているのであれば、スマートフォンと接続してお車のスピーカーから音楽を流すことができます。
好きな音楽をたくさんダウンロードしてナビとつなげることで、より心地の良いドライブを楽しむことができますね。

 

まとめ

ここまで、音楽聴き放題アプリの特徴やおススメアプリ、メリットやデメリットなどをご説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

以下は、今回の記事のまとめとなります。

 

  1. 音楽聴き放題アプリは無料のものと有料のものがあるが、安全性や合法性から考えると、有料のアプリから選ぶ方が無難である
  2. それぞれの音楽アプリによってかなり特徴が異なるので、まずは無料トライアルや無料版サービスを利用してみて、コストをかけずに自分に最適なものを探す
  3. 音楽アプリを利用するのであれば、使用する通信量やストレージの残量を気にかけておく
  4. よく利用するショッピングサイトなどがあったり、使ってみたいデバイスがあったりする場合は、それらと連携しているサービスも必ず比較対象にする

 

音楽聴き放題アプリ、と一言で言ってもその種類はかなり膨大です。
それらから、ご自身に最も合ったサービスを見つけるのは容易ではないかもしれません。

 

ただ一つ言えるのは、どのサービスを選んでも、サービス毎に個性的な楽しみ方がたくさん用意されていますので、後悔することはきっとない、ということです。
当記事が、あなたの快適な音楽ライフを構築するうえで、少しでもお手伝いができれば、幸いです。